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『白夜行』

2009.05.16 - 日本文学
白夜行 (集英社文庫)
白夜行 (集英社文庫) 東野 圭吾

集英社 2002-05
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おすすめ平均 star
star感情移入できる登場人物が居ない
starカメラの目線
star「物語として」はとても面白いです

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この本で東野圭吾の著作を読んだのは二冊目である。初めて彼の作品に触れたのは、高校生時代に友達に借りた『秘密』であった。その後、『容疑者
Xの献身』を映画で見たり、『百夜行』をYou Tubeで見たりして主要な作品をチェックはしていたのだが、ドラマの『白夜行』が非常に面白かったため、およそ6年ぶりに彼の著作を読むに至った。
 
私は、テレビを見て小説を読んだのだが、個人的にはテレビの方が良かったと思う。小説では、主人公の二人の心情を全く描かず、客観的な目で二人の行動とその結果を描写している。それはそれで非常に面白く、想像をかきたてられるものであったが、自分としてはどうしてもテレビの主役を演じていた山田孝之(私は彼の演技が非常に好きなのだ)と綾瀬はるかのイメージが強く残りすぎており、かつ彼らが劇中で見せた様々な思いを先に見てしまっていたので、小説が少し物足りないものになってしまった。しかし、小説を先に読んだ友人には、やはり小説の方が良かったという意見が多い。テレビによって作られた答えを先に知ってしまった自分は、小説で楽しめたはずのミステリーを純粋に楽しむことができなかった。
 
「俺の人生は、白夜の中を歩いているようなものやからな」
 
例えどんなにキツくても、何か一つ信じられるものがあれば闇の中でも歩いていける。
それが恋人であれ、神であれ、人がすがるものは人それぞれだけど、私の場合は何だろうか。今のところは、祖父母に恥じないような生き方をすることが自分の中の支えになっているように思う。
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 プロフィール 
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yd0g
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1987/02/03
職業:
学生
趣味:
音楽
自己紹介:
世界の平和を目指す一地球人。言うまでもなく甘党です。好物は明治のミルクチョコレート。"simple is the best."ですね。

もともとはコートジボワールでの滞在録でしたが、5月から一日一冊読書することに決めたので、その感想を徒然書いていこうと思います。
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