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マーケティング理論の土台となる基礎的な内容を網羅している。マーケティングプロセスの各段階における理論を、有名な日本企業の事例を用いて分かりやすく解説しているため、イメージが沸いて非常に理解しやすい。就職活動時にコンサル対策でケース問題の練習を行ったが、先にこのようなビジネス理論の本を読んでおくと、ケース問題専用の対策本の理解が深まったと思う。
先にも述べたように、マーケティングというものを細かく分割して解説してくれているため、企業におけるマーケティングを進めていく上で、抜けている考え方や注意すべき点がないか等について逐一この本に戻って確認するというような辞書的な使い方ができるだろう。また、マーケティング部門以外の方についても、いわゆるビジネスの常識としてこの本を読んでもらいたい。
ただし、私自身は未だ働いていないので、実務を行う上で役に立つ内容なのかといった判断はできない。理論は所詮、机上の空論となり得る可能性を多分に含んでいる。また、基礎的であるが故に、その本を実務において応用できるか否かは自分次第なのだ。したがって、これから働く上で何度もこの本に立ち返ってみて、自分の血や骨となるように本書を読み込んでいくことが真に必要だろう。
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こちらもインターンシップ先の企業から勧められた本。
想定している読者層は、未だWebを生かしきれていない中小企業の方々であり、Web戦略がどのようなものかについて、その重要性に焦点をあてて書いている。基本的な事柄しか書かれていないので分かりやすいが、実際にWeb戦略を行うにはWebコンサルタントに頼りなさいよ、という意図で書かれているので、Webマーケティングの方法論などを学びたい方には不向き。
WEBマーケティングの企業でのインターン採用面接で、とりあえず読んでくださいといわれた本。
用語の解説が丁寧になされていたため、WEB関連の知識がほとんどない私でもストレスを感じることなくスラスラ読むことができた。とりあえずの一冊。
「投資は運である。米国のビジネススクールを卒業し、外資系投資銀行で働くエリート達が複雑な金融理論を駆使し、日々変わり続ける経済情勢を逐一観察していても、結局は儲けることができない。それは投資というものが、実力ではなく運で決まる世界だからだ。」というような株式投資の本質について、様々な事例や優しい統計学を用いて説明している。株価の決定理論についても触れており、経済学の知識が全くない人には少し理解が難しい部分もあるかもしれないが、大部分は著者のブログである「金融日記」をまとめたものなので読みやすく、総じて非常に楽しめた。
しかしながら、現実にはウォーレン・バフェットのようにコンスタントに株式で利益を出す人はいるのであり、その要因を一重に「運」としてしまうのはどうかと思う。ノーベル経済学賞受賞者の作った最高のヘッジファンドが巨額の損失を出した例を引き合いに出して、理論が株式投資に全く役に立たないとするのは極論である。「金融マン達が企業の適正価格を決めているからこそ、市場の普遍性が保たれているおり、その意味で彼らの存在は市場に必要不可欠なのだ」というような考え方は共感できるが。
株式についてだけでなく、宝くじや競馬などの身近な例も取り上げ、それらのギャンブルがいかに消費者搾取の悪物であるかについても説明しており、読者のファイナンス・インテリジェンスを高めようという意識で書かれた本である。独身の内は大手の生命保険に入るよりも共済に入った方が良い、不動産の適正価格の出し方等、実生活で応用できる知識があった。ただ、本質を捉えた本であるので、各々の内容が薄いと感じる人もいるかもしれない。大まかに金融の基礎知識をつけるくらいの気持ちで読むのが一番良いだろう。正確に話の内容を突き詰めたいという方は、巻末の参考文献を読むといい。
企業が成長していくそれぞれの過程(初めの資金調達から増資、上場、買収など)で株式とどのように関わっていくのかを分かりやすく単純化して書いた本。難解な概念を理解するよりも物事のおおまかな本質を掴む方が大事という著者のポリシーに則って書かれた本であるので、難しい話は全く出てこない。
主人公はカフェを起業しようと決心するが、経営の話になると右も左も分からない。その主人公が財務アドバイザーや投資銀行マンと一緒にカフェを大きく成長させていく。その過程を財務の面から描いており、企業経営における本質は掴むことができた。最後にはちょっと感動のエピソードが・・・・(笑)
就職活動をする前に読んでおくと、投資銀行や証券会社の役割がはっきりすると思う。「株式って企業とどう関わっているの~?」と考える人はとりあえず読むべし。