もともとはコートジボワールでの滞在録でしたが、5月から一日一冊読書することに決めたので、その感想を徒然書いていこうと思います。
チョコとコーヒーとはあんまり関係ない日記です。
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会議の内容は詳細には分からなかったのですが、やはり人材と資金が問題のようでした。
子供たちに授業をする人材がいない、何をするにしても社員が自腹を切っている、ボーナスが欲しい、車がないので移動にお金がかかる等等です。私も感じたのですが、子供たちは学校に行くこともなく常に遊んでいます。生活の中で唯一教育と呼べるものが、ボランティアの行う授業であり、その授業自体もあまり統制されたものではありません。社会に更生していく上で、教育の機会がないのは非常に問題ですが、今のところそれに対する解決策は見当たらないようです。
もう少しフランス語ができれば、会議の内容ももっと理解できたのですが、まだまだそうはいきません(>.<)
来週の水曜日にKamenanと”Alliance Ci.”というAIDS関連のNGOにインタビューに行ってみます。私の同僚によると、このNGOは国連と共同して活動しているそうなので、良い情報が聞ければなと思います。その次は”Save the Children”に行ってみます。
話は変わりますが、今月は2ヶ月に一回の電気代と3ヶ月に一回の水道代の支払いが重なる月で、host familyの家計が苦しいそうです。最近はろくに料理もしてくれないので、外食ばかりです。Evrardの給料もまだ入らないようですし、なんとも複雑な気分ですね。
会合では、赤十字の活動についてとAIDSについて話されていたのですが、あんまり聞き取れませんでした・・・(-_-;)話が終わると、急にみな外に出され、近くの道路脇で待たされること約5分。ふと見ると、道路の真ん中に女性が倒れているではありませんか; ̄ロ ̄)どうしたことかと思いきや、赤十字の救護シミュレーションでした。公道のど真ん中で交通規制を勝手に行っていいんでしょうか・・・(^-^;
夕方になると、Maximが近くに住む母親のところに私を連れて行ってくれました。なぜこんなに近くに住んでいるのに一緒に暮らさないのかと聞くと、父親の酒癖が悪く、ひどい虐待を受けたそうです。彼の手には焼けた炭を押し付けられた後が痛々しく残っていました。
施設から歩くこと約30分、一緒に付いてきた子供たちが殴り合いのけんかをすること3回、とうとう彼の母親が先生をしている学校にたどり着きました。彼の母親は自家製のチョコレートを作っており、それを銀紙に巻いている最中でした。このとき、最後の殴り合いで目を殴られた子が回復し、またまた一触即発の状況だったのですが、そこはMaximの母親がなだめてくれて、事なきを得ました。ポケットから大きな石が2つ出てきたのには少し冷やりとしましたねΣ(; ̄□ ̄)
仲直りのために皆にチョコレートを買い、学校を後にしました。チョコレートは少しじゃりじゃりしていましたが、なかなか濃厚でした。チョコレートで和んだ気分も、帰りのTaxiの列の長さに掻き消されました。帰宅ラッシュに遭遇してしまい、結局帰るのに3時間以上かかり、この日はNewsweekを少し読んで早めに寝ました。。。
お昼の時間は相変わらずあまりすることがないので、またMaximと一緒に町を歩き回りました。あまり依怙贔屓をしては駄目なので、あまり彼を連れて行きたくはなかったのですが、勝手に付いてくるんですね・・・なかなかビシっと言えません。
しかしながら、元ストリートチルドレンなだけあって、いろいろな裏道を知っているので、探検しているようで面白いといえば面白いですけど。写真は道端でお茶を入れていた男性二人です。お茶の淹れ方がインド風で珍しく、飲ませてくれと頼むと、案外すんなり飲ませてくれました。味は程よい甘さで、飲んだ瞬間に薄荷の香りが鼻に抜け、かなり美味しかったです。
今日はこの前スーパーに行く途中で見たモスクに入るのが目的でした。キリスト教の教会と違って自由解放されてはおらず、塀には有刺鉄線が張り巡らされ、周りは警備が厳重です。
ここは正々堂々正面突破しかないと考え、警備の人に中を見たいので入らせてくれと言ったところ、イスラム教徒かどうか尋ねられました。初めはイスラム教徒だと適当なことを言っていたのですが、一応のところ神の前で嘘は吐きたくないなと思い直し、後で警備の人が連れてきた責任者っぽい人には、「イスラム教徒ではないが、イスラム教に興味があって話を聞きたいから中に入らせてくれ。」と理由を変えて頼み込みました。すると、4時頃になったら神父様が暇になるので、そのとき戻ってきたら入れてもいいとOKをもらいました。
結局、4時ごろに再訪したのですが、神父さんはすでにどこかに行ってしまっており、残念ながら中には入ることができませんでした。また違う所でトライしてみようと思います。
校長先生の反応も予想通りで、今はそれどころではなく、学校自体が運営できていないのだというような話を延々されました。結局、公式には認めてもらえず、残る手段はEvrardの受け持っている最高学年のクラス乗っ取り作戦しかありません。しかしながら、ストライキのかいもあって見事に生徒は集まりませんでした・・・(≧≦)
自分自身の英語の能力アップという点からすると、どうしても英語での授業を行いたいのですが、なかなか新しい学校を見つけるのは難しそうです( ´△`)ストライキとは運が悪い。Evrard自身も他の仕事や学校に行かなければならず、この日は学校一つを回っただけでした・・・
もう一つできることは、NGOへのインタビューです。私が今働いているNGO自体はUNとは協働しておらず、私が調べているNGOとその他の機関との関係性の問題が見えてはきません。私の考えでは、「市民社会」を担うNGOが国連や政府などの機関と将来的に対等になることで、両者の間に真の政策競合性が生まれ、より良い社会の形成へと繋がることが理想だと考えています。そのような関係性を築いていくためのヒントを今回の研修で得ようと考えているので、他にUNと協働しているNGOを探して、独自にインタビューをしていきたいと思います。
一応、彼と私の二人で教えている(私はほとんど見ているだけです・・・)のですが、それでもやっぱり大変です。子供はなかなか大人しくしてくれません。他の子にちょっかいを出す→殴り合い→お仕置き(先生の横でスクワットww)→ちょっかい→・・・の無限ループです。授業自体もあんまりきちんとしたものではないので、最初は15人くらいいた子供達も、授業が進むにつれていつの間にかいなくなり、結局最後は7,8人くらいになってしまいます。彼らが学校に通っていないことを考えるとあんまりよろしくはないですね。この辺の問題はまた後ほどまとめます。
お昼はMaximという子に連れられCap Sud(以前ドルを交換したスーパーです)に行ってきました。店員さんにお勧めを聞いて、以前から買いたかったivoirienが書いた本を買いました。題名は”La bête noire”で、著者は近年のベストセラー作家だということです。表紙のセンスは悪いのですが、内容が面白そうなので買いました。なにやらアフリカの呪術的な成功談について書かれた小説らしいです。まだ全然呼読んでいません。ていうか読めません。素で1ページの80%が知らない単語です・・・(^^;;
本は買ったので帰ろうとしたら、Maximにアイスをねだられ、続いてはチョコレートをねだられ、ついつい買ってしまいました。げんきんな所はやっぱり子供です。今日は勢いで買ってしまいましたが、あんまり甘やかすといけないので、次からは少し気をつけることにします。
午後の部は人が私しかおらず、なぜかその場の流れで歴史の授業、しかもコートジボワールの歴史について教えることになってしまいました。もちろんフランス語です。まぁ正直無理でしたね~。準備をしていればまだいけますが、ぶっつけ本番は無理です(; ̄― ̄)ノ電子辞書の百科事典と、日本でプレゼンしたときの記憶を辿りながら、なんとか年代と史実を書くことはできたのですが、説明ができないんですよね(>_<、)
そんなこんなであたふたしている所に救いの手が。近くのスタジアムでしているサッカーの試合を見に行くことになりました。コートジボワールとガーナかどこかのナショナルチーム同士の試合でした。何度かピーナッツの殻を後ろからぶつけられましたが、それ以外は楽しめました。スタジアムの後ろに見えた夕日が綺麗でした。