もともとはコートジボワールでの滞在録でしたが、5月から一日一冊読書することに決めたので、その感想を徒然書いていこうと思います。
チョコとコーヒーとはあんまり関係ない日記です。
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日本帰国を目前に控え、今日は挨拶周りでもしようかと思っていたところでした。起きて隣の部屋に行ってみると、何だか様子が変です。Host familyのうちの二人であるEvrardとThierry、そして彼らの長兄にあたる人と神父さんが深刻な顔をして座っています。
どうしたことかと思っていると、なにやらEvrardのパソコンに問題があるようです。聞いてみると、Evrardのパソコンが水に濡れており、アリバイ、動機を考慮に入れると私が犯人だというのです。
確かに昨日私が家に一人でいる時間は30分ほどありました。そして携帯の乱用、金銭の盗難という事件もありました。それで私を犯人だと決め付け、しきりに責め立ててくるのです。確かに状況証拠としては私が犯人だという説が有力ですが、私の潔白は私自身が良く知っています。そして昨日パソコンのある部屋で一人でいたのはHermanです(この辺の考えはこの後まとめます)。それを言っても、「兄弟は嘘をつかない」といって取り合ってくれません。彼らは私が認めないのを見て、今度は警察に訴えると言い出しました。
上等です。私は彼のパソコンにこの2ヶ月の間触れてもいません。指紋採取でもしてもらえればすぐに身の潔白が証明できます。「行くなら行け」というと、本当に彼らは警察に告訴し、出頭命令書を持って帰ってきました。マジでカチンときて、「そうくるならこっちも盗難事件を警察に告訴するぞ」と言うと、若干向こうも焦りだしましたが、この方法は私の動機を警察に対して裏付けてしまうのであまり利口ではありません。それを知ってか、向こうも別にいいと強気で来ます。
しかしながら、何よりも恐ろしいのはここが発展途上国だということです。私も段々不安になってきました。ここは日本の常識は通用しません。指紋採取などをすることなく、彼らの証言だけで刑務所送りになる可能性は十分あるのです。こう考えると焦ってきました。いや正直なところ、かなり焦った
そこで連絡をしたのが日本大使館です。
事情を説明すると、明日の出頭の時に一緒に付いて来てくれることになりました。こうなると非常に心強いです。その様子を見ていた彼らは、そこまでして私が認めないので、私の無実を納得したのか、単に事が大ごとになるのを恐れてか、告訴を取り下げると言ってきました。これは少し安心しましたが、彼らが手のひらを急に返すことも考えられます。
まぁ考えていても仕方が無いので、予定通り挨拶周りをするためNGOへ出かけることにしました。すると、また大使館から電話があり、「心配なので今もう家に向かっている」とのことです。慌てて今いるスーパーの場所を説明し、30分後やってきたのが河野さんです。