もともとはコートジボワールでの滞在録でしたが、5月から一日一冊読書することに決めたので、その感想を徒然書いていこうと思います。
チョコとコーヒーとはあんまり関係ない日記です。
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そこに行くまでにAIESECとの間にひと悶着ありました。
刑務所に行く日の前日の夜、「Run Upプログラムが明日の2時からあるから学校に来い。」というメールを受け取ったんです。
当然、私は今までほったらかしにされていたプログラムより刑務所訪問を選びます。2ヶ月の間で授業をしたのはたったの4回ですからね。しかも中途半端に打ち切られました(以前の記事参照)。そんな無責任なプログラムには何の責任も感じません。それに、連絡が遅すぎます。前日の夜に言われたところで、こっちにも予定があります。しかも今回は4回分の授業を1回にまとめ、4時間かけて行うとのことです。彼らは全然プログラムの本質を捉えていません。ただやればいいというものではないです。
さらに、こんな時に限って私がここに来たのはこのプログラムを行うためだなどと言われても、上記の手前、説得力が全然ないです。皆無です。
そんなこんなで刑務所に着きました。入るのに身分証明書とボディチェック、さらに電子製品は係りに預けなければなりません。危うくカメラを持ち込めないところでしたが、そこはNGOの人が機転を利かせてくれ、彼の懐に隠してくれたので写真は撮れました。
収容人数は約5000人。内部は男子監、女子監、少年院に分かれており、私のNGOが働いているのは少年院の中です。人生初めて刑務所に入りましたが、中は予想外に開け放たれていました。塀へのアクセスが容易(恐らく少年院だったからでしょう)で、塀さえ越えれば脱走できます。脱走例は約1名です。
興味深かったのは、ここでのNGOの役割です。少年院では3つのNGOが協力して、少年たちに食事の提供、社会更生指導、教育、医療の提供などを行っています。NGOが入る前までは、食事は1日に1回、医療設備などは何もなかったそうです。今ではNGOが少年たちに十分な食事を与え、健康管理等をしています。つまり、NGOの役割が非常に大きい。これは非常に重要なことです。どう重要かはまた後ほどまとめます。
この絵は刑務所の子供が描いた絵です。気に入ったので1000Fでもらってきました。欲しい人は言ってください(笑)。現在では、テレビ等の娯楽もあるにはあり、人間らしい生活を送っていると言えると思います。もちろん、これらの娯楽もNGOが提供したものです。行政の能力がいかに低いかが分かります。